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泉福寺(せんぷくじ)は、神奈川県川崎市宮前区馬絹にある天台宗の寺院。 == 歴史 == 天台宗に属し、山号を「平栄山」という〔。創設年代は不詳であるが、開山は義天と伝わる〔。寺の中興は、智賢(1505年(永正2年)4月28日寂)である〔〔。本堂は1847年(弘化4年)12月に老朽化のために建て替えられている〔。本尊は不動明王で、武相不動尊霊場第23番札所である〔。その他に阿弥陀如来と子育地蔵尊を祀っている〔。 泉福寺は、准西国稲毛三十三所観音霊場第25番及び第26番札所でもある〔〔。第25番は境内にある「千手堂」で、本尊は千手観世音菩薩である。千手観世音菩薩は、身の丈7寸(約21センチメートル)の像である〔。山田平七という人物が発願し、泉福寺所有の山林の道に面した地所に境外堂宇として観音堂を建立した〔。堂は現存しないが、宝永から天保にわたる時代の堂守の石碑が現存している〔。天保のころに本尊の千手観世音菩薩は泉福寺に遷座されて、千手堂が建立された〔。 第26番も山田平七の発願によるものである〔。こちらの本尊は聖観世音菩薩像で、身の丈は7寸6分(約23センチメートル)の像である〔。発願当時には旧大山街道の馬絹村小台坂近くの柴原邸庭内にあった〔。堂宇の炎上によって、柴原は本尊を泉福寺に納めたが、その年代は不詳である〔。第25番と第26番それぞれの本尊は1つの堂宇に安置されて、共に札所を担っている〔〔。 その他には、薬師如来像や馬頭観世音碑、花供養碑などがある〔〔。薬師如来像は古文書の記すところによれば、嘉永年間(1848年から1854年)の初めに農民が泥中から発見したものという〔。馬頭観世音碑は、1863年(文久3年)に地元の馬飼育者が奉献したものである〔。花供養碑は、1963年(昭和38年)に建立されたものであるが、泉福寺ではすでに江戸時代から花の供養を執り行っていた〔。 境内には、樹齢800年といわれるイチョウの古木や、樹齢四百数十年というサルスベリの老木があり、それぞれ「まちの樹50選」に選ばれている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「泉福寺 (川崎市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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